インターネット的 – 糸井重里

インターネット的 - 糸井重里

糸井重里氏の著書『インターネット的』のKindle版が発売されていたので改めて読み返してみました。本書はインターネットの特徴である「リンク」「フラット」「シェア」という3つのキーワードから、それを使う人々の考え方や価値観、社会がこれからどう変化していくかを、自らが主宰する人気サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の体験をもとにやさしい口調で淡々と語っています。2001年に書かれたものとは思えないほど本質を突いていて、糸井さんの預言者のような先見性には本当に驚かされます。ボクが読んだのはもう4、5年ほど前で、当時はあまりピンとこない内容もあったんですが、インターネットやソーシャルメディアが人々の生活に欠かせない今のような時代になってみるとスゴく納得できます。

本書のテーマと主張はプロローグの「インターネットそのものが偉いわけではない。インターネットは人と人をつなげるわけですから、豊かになっていくかどうかは、それを使う人が何をどう思っているのかによるのだとぼくは考えています。」という言葉に全て凝縮されていると思います。高城剛氏もかなり以前からインターネット的なものを外にどう出すかがポイントで、インターネットで何かをするのではなくインターネット的にリアルワールドを生きていくことが重要だと言っていました。インターネット的に生きるということがこれからの時代を豊かに楽しく生きるコツなのかもしれませんね。

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December 17, 2013 | Categories » Entertainment, Life, Technology | Tags » , , | No Response »


 

WIRED VOL.10 – 未来都市2050

WIRED VOL.10 - 未来都市2050

先月末に発売されたワイアードの最新号ですが、やっとゆっくりと読む時間が取れました。今号の特集は『未来都市2050』ということで、最新のテクノロジーやキーワードから21世紀の都市がどうなっていくかを予測しています。これからは都市も「所有」ではなく「アクセス」こそがプレミアムな価値となっていくと書かれていましたがこれはもう間違いないでしょう。今の車や空間の使われ方なんてどう考えたって合理的じゃないですからね。スマートフォンの普及によってカーシェアリングやアプリでタクシーを呼べるサービスなども急速に拡大しているし、自動車メーカー各社も競うように自動運転システムを開発しているので、近い将来は完全にスマート化されるでしょうね。アプリを使えば自動運転の無人電気自動車が迎えに来て目的地まで運んでくれるようになるかもしれません。とりあえず東京でのオリンピック開催も決定したことだし、スマートシティ化に向けてまずはスマートフォンと連動した自転車のシェアリングサービスから始めてもらいたいですね。ちなみに今号からKindle版も販売開始されていますが、今までどおり無料でPDFもダウンロードすることができますよ。

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December 7, 2013 | Categories » Entertainment, Life, Technology | Tags » , , , | No Response »


 

『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。 – 高城剛』Kindle版が今ならたったの199円

私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。 – 高城剛

2011年に刊行された高城センセの自己紹介本、『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。』のKindle版がたったの199円で販売されています。今までにも何度か紹介していますが、近年の氏の発言や考え方が一問一答形式でまとめられていて、テンポが良いのでサクっと読めますよ。高城センセの入門書としてオススメです。沢尻エリカの夫でいつも海外にいるけど何をやっているのかよくわからない怪しいオッサン、というイメージを持っている人にこそ読んで欲しい一冊。

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November 20, 2013 | Categories » Entertainment, Life | Tags » , , , , | No Response »


 

BRUTUS特別編集 – もっとおいしいコーヒーの進化論。

BRUTUS特別編集 - もっとおいしいコーヒーの進化論。

コーヒーの進化はとどまることを知りません。
まずは、豆の進化。
一時期スペシャルティコーヒーの普及が話題となりましたが、生産者がその年に作った豆の品評会を催し、それによって高値で売れるようになり、
生産者の意識がおおきく変わり、我々もより上質な豆が手に入るようになりました。
もはや、一時期のスペシャルティコーヒーはスペシャルではないのです。
その豆の進化に伴って焙煎技術や抽出方法も変化しています。
そんなコーヒーをとりまく状況の話から、各地のコーヒー事情も紹介。
大阪・京都・沖縄・福岡・岡山をお店のガイドだけでなくその歴史も。
もちろん、東京の話題のショップも。
この一冊で、もっとおいしいコーヒーをどうぞ!

コーヒー好きとしてはつい買ってしまいますね。昨年の特集を再編集して増補した内容でしたが楽しめました。アメリカ西海岸のサードウェーブ系カフェは、天井の高いガレージのような広い空間に焙煎機を置いているのが特徴ですが、東京の人気コーヒースタンドも続々と焙煎所をオープンさせているのが興味深いですね。この調子で東京でもスタバのような大規模コーヒーチェーンのビジネスに反対する「Starbucked」のような流れまで広がっていくとおもしろいんですけどね。

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November 18, 2013 | Categories » Entertainment, Life, Thing | Tags » , , | No Response »


 

映画『スティーブ・ジョブズ』を鑑賞

Steve Jobs

先日公開された映画『スティーブ・ジョブズ』を早速観てきました。ストーリーは主にジョブズがアップルを始める前と、成功した後の人間関係が中心で、iPodやiPhoneの誕生秘話などは全く出てこず、ジョブズが終始「最低なクソ野郎」に描かれている印象でしたね(笑)。色々なところで語られている通り事実ではありますが、最後は神格化されていくところも描いて欲しかったかな。もともとジョブズの人生がドラマや映画のようなおもしろさなんだし、やっぱり映画はもっとエンターテインメントでよかったんじゃないかと思いました。とにかくジョブズを演じるアシュトン・カッチャーが見た目だけじゃなく、歩き方とか話し方までメチャクチャ似せてきていてビックリします。他の登場人物も似ている役者を集めているので、まぁそういうところを楽しむ映画なのかもしれません。

Link » 映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト


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November 4, 2013 | Categories » Entertainment | Tags » , , , , | No Response »


 

Tools – Real Stuff For Future Classics

Tools – Real Stuff For Future Classics

雑誌『Huge』による究極のライフスタイルカタログ『Tools』。アウトドア用品から食器、家具、洋服まで、流行や消費といった視点ではなく、本当に生活に必要な道具という視点で厳選したアイテムを紹介しています。1960~70年代のカウンターカルチャーのバイブルであるホールアースカタログにインスパイアされているので、紹介されているのはラギッドなモノが多いですが、長く使いこむほど味が出て愛着が湧いてくるような一生モノがきっと見つかると思いますよ。現在2011年版と2012年版が発売されていますがどちらも素晴らしい内容ですね。もちろん自炊して現代のホールアースカタログであるiPhoneとiPadに入れて持ち歩いています。

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Link » Tools 2012 – Real Stuff For Future Classics


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October 26, 2013 | Categories » Entertainment, Life, Thing | Tags » , , , , , | No Response »


 

HUGE 2013年12月号 – Whole Living Catalog 暮らすためのモノ、すべて。

HUgE 2013年12月号 - Whole Living Catalog 暮らすためのモノ、すべて。

ヒュージの最新号の特集は『Whole Living Catalog 暮らすためのモノ、すべて。』。アウトドア用品から食器、家具、洋服まで、流行や消費といった視点ではなく、本当に生活に必要な道具という視点で厳選した、全600点ものアイテムを紹介。まさに「Tools」の2013年版といったようなモノカタログ的な内容になっていてギア好きには楽しめました。たくさんのモノを所有するのではなく、本当に必要なモノを見極め、選りすぐったモノを愛着を持って大切に使いたいですね。

Link » HUgE 2013年12月号


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October 25, 2013 | Categories » Entertainment, Life, Thing | Tags » , , , , , | No Response »


 

脳を最高に活かせる人の朝時間 – 茂木健一郎

脳を最高に活かせる人の朝時間 - 茂木健一郎

アマゾンでたまたま見つけて朝型人間としてはスルーできずに思わず購入した『脳を最高に活かせる人の朝時間』。入門書的な内容だったので特に新しい発見こそありませんでしたが、脳が喜ぶ朝習慣や快適な朝を迎えるための睡眠法、最新のツールを駆使した朝活まで、脳科学者の茂木先生らしく、なぜそうするのがいいかということを科学的に分かりやすく説明しています。脳のゴールデンタイムである朝目覚めてからの3時間をいかに有意義に過ごすかのヒントが満載。朝イチのフレッシュな状態の脳と誰にも邪魔されない時間は、何か新しいことを始めるのに最適です。読めばきっと毎朝目覚めるのがワクワクしてくること間違い無し。朝を制するものは人生を制します。

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October 15, 2013 | Categories » Entertainment, Life | Tags » , , , , | No Response »


 

WIRED VOL.9 – ひらかれた政府

WIRED VOL.9

ワイアードの最新号が発売されました。今号の特集は『ひらかれた政府』ということで4つの記事がフィーチャーされていましたが、それよりもシリコンバレーの「禅」の関心の高まりを紹介した「シリコンヴァレーが「禅」をハックする」がおもしろかったです。ジョブズが「禅」に傾倒していたことは有名ですが、やはりパーソナルコンピューターやインターネットの文化には、ヒッピーのカウンターカルチャーの思想が今でも息づいているんだと思いますね。ボクも毎朝の瞑想の習慣を続けていきたいと思います。「ショッピングを革新する5つのルール」も興味深かった。

グーグルやフェイスブックがいま瞑想に夢中だ。彼らにとって、瞑想は生産性を上げるツールであり、悟りはオープンソースでシェア可能なコードにほかならない。仏教数千年の教えをデータ主義、成果主義でハックしようとシリコンヴァレーのエンジニアたちは目論む。彼らが涅槃にいたったとき世界は平和と共感に満たされる……のだそうだ。

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September 16, 2013 | Categories » Entertainment, Technology | Tags » , , , , , , | No Response »


 

Kinfolk Japan Edition Volume Two

Kinfolk Japan Edition Volume Two

2011年にアメリカのポートランドで創刊した、家族や友人、身近な人たちとの大切な時間の過ごし方を提案するライフスタイルマガジン『Kinfolk』の日本語版。誌面にはカタログ的な情報や広告は一切無く、空気感を伝える魅力的な写真と、余白を活かしたシンプルなデザインが、肩ひじ張らずにゆったりとしていて心地良い。表紙のディフェンダーが最高にカッコいい本号は、仕事と遊びを両立させ、休日を最大限に楽しむための手引「Weekend号」。週末もネットワークに繋がれたワーカホリックな人たちは、是非ともこれを読んで考えなおして欲しいと思いますね。ウェブサイトでもバックナンバーや様々なコンテンツが公開されていますよ。

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September 14, 2013 | Categories » Entertainment, Life | Tags » , , , | No Response »


 


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