大きなトラブルや体調を崩すこともなくスペインのバルセロナから帰国しました。バルセロナとイビサ島へ行くのは今回が初めてだったんですが、素晴らしい建築物に美味しい食事、そして日差しは強いけど湿度が低くてカラッとした暑さの地中海性気候はやっぱり気持ちが良いですね。地中海最後の楽園と言われるフォルメンテーラ島も最高でした。旅の様子はTwitterとInstagramの方にアップしていますのでフォローはお気軽に。
今までに何度かボクが旅先に持って行くバッグの中身を紹介していますが、今回もアップデートしたモノをいくつかまとめてみました。以前にポストした毎日必ず持ち歩いているモノと合わせてチェックしてみてください。
#1.Arc’teryx Veilance Nomin Pack
パッキングにはここ数年愛用しているアークテリクスの都市生活向けライン『Veilance(ヴェイランス)』のミニマルなバックパックを使いました。生地には耐久、耐水、耐候性、引き裂き強度に優れた超軽量なハイテク素材「AC2 ナイロン」を使用し、ブリーフケースとして使える2WAY仕様なのでビジネスにもバッチリ。フルブラックでロゴすら無いステルスなデザインが気に入っていて、アウトドアからタウンユースまでフィットします。持ちやすくするために「Solo-Tourist ラバーグリップ」を取り付けています。手ぶら行動用に「Spibelt」もセットで持っていきました。
これまで海外へはホイール付きのキャリーバッグを持って行くことが多かったんですが、改めて荷物を見直すことで大幅にコンパクトにできました。結局大事なのはモノ選びとパッキングなんですね。
サブバッグとして使った、手のひらサイズに折りたためる超軽量トートバッグ。シルナイロンコーデュラ製で防水性に優れ、ジッパー式なので中身が見えてしまうことも無く荷物の落下も防ぐので安心。内側のポケットに収納できるポケッタブル仕様なので、バッグに入れておけば荷物が増えてしまった時にも対応できます。近所での買い物ではもちろんのこと、アウトドアや旅先でのサブバッグやビーチバッグ、パックライナーとしても重宝しています。
ビーチバッグとして使った、手のひらサイズに折りたためる防水デイパック。防水性に優れたシルナイロンコーデュラ製で重さわずか157gと超軽量ですが、広げると容量は約24リットルと十分。さらに開口部はドライサックのように巻いて留めるロールクロージャーシステムで高い防水性を実現しています。外側には素早くアクセスできるサブポケットを備え、サイドにはウォーターボトルなどを入れておけるポケットも付いているので、重たい荷物を運ぶ必要のない日帰りの登山やハイキングならこれで十分ですね。アウトドアや旅先での行動用バッグとして重宝しています。同社の手のひらサイズに折りたたむことができる超コンパクトなレジャーシート「Matador Pocket Blanket」もセットで持っていきました。
#4.Apple iPad Pro 10.5” Wi‑Fiモデル
iPhoneのSIMフリーモデルは当然欠かせませんが、iPadがあれば旅がさらに快適になります。iPhone 7 Plusに買い替えてからすっかりiPad mini 4を使わなくなってしまったので、ワンサイズ大きな10.5インチモデルにアップデートしました。音楽や映像、写真や旅先に関する情報を入れておくのはもちろんですが、ここ数年は書棚として愛用していて、読書はもう自炊した電子書籍かKindle本のみです。キレイなビーチでする読書は本当に最高ですね。
ここ数年iPadはサイズも機能もほとんど進化していませんが、やはりタブレットとしてこれ以上完成されたデバイスはありません。ミルスペックなジップロック「aLOKSAK」もセットで持って行きました。
#5.カメラグッズ
今ではもう毎日持ち歩くカメラはiPhoneだけになりましたが、旅先では写真をできるだけ高画質で残しておきたいので、ミラーレスカメラ、アクションカメラ、ドローンなどを必ず持って行きます。詳しくは以前に現在愛用しているカメラグッズを紹介したポストをどうぞ。
今回スマートフォン用3軸手持ちジンバル「DJI Osmo Mobile」は持っていきませんでした。やはり身軽なトラベルスタイルにジンバルは不向きですね。
手のひらサイズのコンパクトなBluetoothスピーカー。独自開発の超フラット型のTwooferドライバー2基、12時間連続再生可能なバッテリーを搭載し、わずか薄さ18mm、重さ201gという小型軽量化を実現。3.5mmステレオミニジャックを搭載し、外部サブウーファー出力にはウーファーを接続することが可能です。クリアで高音質なハンズフリー通話が可能で、新たにiPhoneでは「Siri」を使った音声操作にも対応。さらにスタンドとして使える持ち運び用カバーが付属します。
コンパクトなボディからは考えられないほどの高音質でパワフルなサウンドですが、平置きすることで設置面に振動を伝えて低音が増幅されるので、ボクはスタンドを使わずに楽しんでいます。自宅ではもちろん、ポケットやバッグの隙間に入れてどこにでも持ち運ぶことができますよ。
ヤザワのトラベル用変換プラグアダプターが一体になった電源タップ。世界主要5タイプのコンセント形状と240Vまでの電圧に対応しますが、日本国内では使えないのが残念です。
世界最先端のナノ繊維の力で水に濡らすだけで汚れや皮脂、油をすっきり落とすことができる超軽量な速乾性アウトドアタオル。収納時は手のひらサイズですが、広げると幅85cmと一般的なタオルのサイズになります。生地は極薄ですが驚異的な吸水力で、濡れても搾って干せばあっという間に乾くので繰り返し使えて便利。また、水で濡らせば優れたクーリング効果を発揮し、石けんをつけて体を洗う時のボディタオルとしても使うことができるので、スポーツやアウトドアではもちろん旅先ではかなり重宝します。
シルク、ナイロン、ポリウレタン混合素材の軽量極薄ソックス。吸放湿性に優れ、かかとの内側に付いた滑り止めが脱げるのを防ぎます。小さく折りたためるので旅先に持って行くのにも全くかさばりませんね。ここ数年愛用しているコンパクトで速乾性に優れたアンダーウェア「HOM HO1」とセットで持って行きました。
#10.モバイルコーヒーセット
旅先でも美味しいコーヒーを確保するためのコーヒーセットは欠かせません。今年に入ってからモバイル用のコーヒーアイテムを改めて選び直した結果、大幅に軽量コンパクトにすることができました。毎日の生活に欠かせないモノなので、現状に満足することなく追求した甲斐がありましたね。詳しくは以前に現在愛用しているコーヒーアイテムを紹介したポストをどうぞ。
#番外 – 多動日記(一)健康と平和 – 欧州編 – 高城剛
高城センセによる初の旅行記。街の雰囲気や人々の様子などの描写は少なめで、日々旅を続ける中で考えたことが訪れた場所と日付に紐付けて語られたエッセイのような一冊です。メルマガや書籍を読んでいるボクにとっては目新しい情報はあまりなかったんですが、氏の独自の視点や発想がどのように生まれているのかが垣間見えておもしろかったです。タイトルにもなっている「多動症」の特徴について触れられているんですが、自分も完全に軽度の「多動症」なんじゃないかと少し複雑な気分になりました(汗)。これを読んだのを機に、ボクも日々考えたことを場所と日付に紐付けてアーカイブし始めました。
現在スペインの失業率は20%以上、若年層にいたっては50%にも達していますが、そんな深刻な状況にも関わらずスペイン人は日々を陽気に笑顔で楽しく過ごしているように見えます。お金が無くても人生を楽しむことはできるし、若者は年金や収入のある家族の下に身を寄せたり、アルバイトをしつつ失業手当をもらったりして逞しく生きているようです。
日本人は働いてお金を稼ぐことが生活の中心になっていて、一体何のために働いているのかわからなくなっている人も多いと思いますが、スペイン人は自分が日々を幸せに過ごすために働くと考えているそうです。そして働く時は生産性を高めてしっかり仕事をし、休む時は数週間たっぷり休暇を取って徹底的に遊ぶというメリハリがあります。
日本は経済的に豊かにも関わらず世界的に見ても幸福度は低く、うつ病や自殺率が非常に高い国です。電通社員の過労自殺やヤマト運輸の過酷な労働環境が話題になりましたが、これらの業界に関わらず日本の高品質なサービスの多くはブラックな労働環境の上に成り立っています。お金の問題なのか周りの目が気になるのか、なぜ辞めるという選択がとれないのか疑問です。個人を犠牲にしてまで集団としての和を大事にする必要なんてありません。人生を豊かに楽しく生きるために、ボクらがスペイン人のライフスタイルや価値観から学ぶことは多いと思いますね。
INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。所有物をひたすら掲載していくウェブサイトもどんどんアップデートしていますのでよろしくお願いします。
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