スペイン・バスク地方にある人口一八万人の小さな街、サン・セバスチャン。
いま、ここは世界中から美味しいものを求めて人が集まる「美食世界一の街」として知られる。
かつては高級保養地として知られたが、世界遺産などの観光資源もとくになかったため、この地を訪れる観光客は低迷していた。そんな街がなぜ、たった10年ほどで変われたのか。
その背景には、美食を売りに出す徹底した地域戦略があった。サン・セバスチャンでは、あたかもシリコンバレーがIT産業に特化したように、料理を知的産業として売り出そうとしているのだ。
製造業だけでは限界にきている日本の活路は観光業にある。そうしたなかで、世界を旅する高城剛が、いまもっとも注目する街が、ここサン・セバスチャンである。
日本が観光立国となるために、サン・セバスチャンに学ぶことが多くあるはずだ。
現在スペインのバルセロナに拠点を置く高城センセが、美食世界一の街サン・セバスチャンの観光戦略について書いた本。帯の「ゆるキャラとB級グルメでは、世界の観光客は集まらない!」ってコピーがいいですね。日本各地の観光戦略って本当にヒドいですから。届いたので早速読んでみたいと思います。
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