著者のクリス・ギレボー氏は、ネットと電話さえあれば維持できるビジネスを複数展開するマイクロ起業家で、世界中を旅しながら仕事をするハイパーノマド。東京のカフェを転々としながら仕事をするようなノマドワーカーとは一線を画します。いわゆるライフハック本なんですが、「「週4時間」だけ働く。」のように「必要最小限の労力でいかにして成果を上げるか」を追求したものではなく、本書のテーマでもある「自分が望む生き方をしながら、同時にほかの誰かを助ける」という考え方から、自分自身のマイクロビジネスを通して自分と周囲の人々に良い変化をもたらす自由な働き方を提案しています。
起きている時間の大半を過ごす場所がおもしろくないなら、どうしてそれを成功だと言えるのか?他人の期待通りの人生を生きる必要はない。もう「そうするのがあたりまえ」という「常識」に囚われるのはやめて、自分が生きたい人生を生きよう。これが本書からのメッセージです。また、本書のなかでも少しだけ触れられていますが、マイクロビジネスの例を紹介した2冊目の本「The $100 Startup」も邦訳が進められているようなのでそちらも楽しみです。
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