かつては数千枚ものアナログレコードとDVDなどに自宅を占有されてましたが、近年は写真や音楽、映像や書籍も全てデジタル化してあります。ビジュアル機器やオーディオ機器にも色々と試行錯誤してそれなりにお金をかけてきたと自負していますが、現在はプロジェクターやアンプも手放し、MacBookとiOSデバイスを中心にしたコンパクトでポータブルなシステムへと再構築しました。所有する全ての音楽や映像はもちろん、本格的なリスニングやDJができる高性能なオーディオシステムが、バッグで一つで持ち運べるなんて本当に良い時代になりました。
ということでそんなボクが現在愛用しているオーディオビジュアル機器を紹介します。
アップル製の左右独立ワイヤレスBluetoothイヤフォン。肝心の音質は思っていたほど悪く無く、激しく動いても耳から外れてしまうことはありません。マイクの感度も良好で、音が途切れる問題も今のところ無いし、動画を再生しても音声の遅延が無いのは素晴らしいですね。
本格的なリスニング用途には「Sony MDR-EX800ST」を長年愛用していますが、充電ケースも軽量コンパクトなので毎日の通勤や通学など普段使いには最適なイヤフォンだと思います。ランニングでは落下防止用イヤーチップ「Spigen RA200」を装着しています。
#2.Sony MDR-EX800ST + Comply Tx-200 + AudioQuest DragonFly Black
ソニーのスタジオモニターヘッドフォンの定番「MDR-CD900ST」であるカナルタイプの本機をここ数年ずっと愛用しています。普段使いには左右独立ワイヤレスBluetoothイヤフォン「AirPods」が便利なので、こちらは主に本格的なリスニングやDJプレイなどで使っています。
遮音性と装着感を高めるためにコンプライのイヤチップに交換し、DAコンバーターとして、MacとiOSデバイスに接続が可能なUSBメモリ型ヘッドホンアンプ『AudioQuest DragonFly Black』を組み合わせてハイレゾ音源を楽しんでいます。Macでのリスニングには高音質ミュージックプレーヤー「Audirvana Plus」を長年愛用しています。
#3.Apogee Duet for Mac iOS Ready
MacとiOSデバイスに接続が可能なオーディオインターフェイス。アルミボディにコントローラノブというデザインが特徴的で、フルカラーディスプレイで各ソースのメーターが確認しやすい。スピーカー出力とヘッドフォン出力を個別に設定できるのでDJプレイにも使えます。USB MIDI端子も搭載されているので、CoreMIDI対応のキーボード、シンセ、DJコントローラーなどの接続にも対応。そしてモバイル用とは思えないほどクリアーで高音質なApogeeサウンドは本当に素晴らしいですね。
プロのミュージシャンがツアー先にも一緒に持ち運べるというコンセプトで作られた、ジェネレックのアクティブスピーカーを数年前から愛用しています。ニアフィールド再生に特化していて、このサイズからは想像できないような音質を実現しています。音声入力にはRCAピンジャックが搭載されているので、様々な機器からダイレクトに接続できてシンプルです。価格と性能のバランスを考えるとコンパクトなパワードスピーカーとしてはこれがベストだと思いますね。
以前はデスクトップのモニタースピーカーとして使っていましたが、今はメインスピーカーとして音楽も映画もこれで楽しんでいます。ボクが使っているのは旧モデルなので販売終了していますが、現在は後継機が販売されていますよ。
手のひらサイズのコンパクトなBluetoothスピーカー。独自開発の超フラット型のTwooferドライバー2基、12時間連続再生可能なバッテリーを搭載し、わずか薄さ18mm、重さ201gという小型軽量化を実現。3.5mmステレオミニジャックを搭載し、外部サブウーファー出力にはウーファーを接続することが可能です。クリアで高音質なハンズフリー通話が可能で、新たにiPhoneでは「Siri」を使った音声操作にも対応。さらにスタンドとして使える持ち運び用カバーが付属します。
コンパクトなボディからは考えられないほどの高音質でパワフルなサウンドですが、平置きすることで設置面に振動を伝えて低音が増幅されるので、ボクはスタンドを使わずに楽しんでいます。自宅ではもちろん、ポケットやバッグの隙間に入れてどこにでも持ち運ぶことができますよ。
#6.Native Instruments Traktor Kontrol S2 Mk2
『Native Instruments』のDJソフト「Traktor Pro 2」と、iOS用DJアプリ「Traktor DJ」のための2デッキDJコントローラー。DJシステムのデジタル化が進んでも、今だにフィジカルに操作できるコントローラーは使い続けています。様々な機能を搭載していますが、ヒップホップ育ちとしてはやはりスクラッチができるジョグホイールとフェーダーが気に入っています。2.6kgとそこまで重くないのも魅力ですね。
#7.Native Instruments Traktor DJ Cable
『Native Instruments』のDJソフト「Traktor Pro 2」と、iOS用DJアプリ「Traktor DJ」のためのスプリッターケーブル。マスター出力とモニター出力を分けて出力できるようになるので、モバイルスピーカーとイヤフォンを組み合わせれば、iPhoneやiPadで手軽にDJプレイが可能です。音質を求めなければ最高のモバイルDJセットだと思いますね。
よくあるDJ用ラップトップスタンドとは違い、アルミとステンレスの質感が美しい。持ち運びの際にはフラットに折り畳んで、付属の12インチレコードサイズのキャリングポーチにコンパクトに収納可能。最近は外でDJする機会はほとんど無くなってしまいましたが、自宅で使用するのにもかさばらないので重宝しています。
ベルデンのロングセラー電源タップ。アース付きの3Pコネクターを5口、端部にはアースを外部にとるための端子が付属。剛性とシールド製に優れたメタルケースを採用していて、飾りの無いデザインにハンマートーン塗装の仕上げが無骨でカッコいい。今まで色々な電源タップやオーディオケーブルを試してきましたが、現在はクセのない音質のベルデン製で揃えています。リーズナブルなのもうれしいですね。
#10.Apple Lightning – Digital AVアダプタ
Lightningコネクタを搭載したiOSデバイスを、テレビやプロジェクターなどにHDMIケーブルで接続できるアダプタ。アプリケーション、プレゼンテーション、ウェブサイト、スライドショーなど、iOSデバイスのスクリーンで見ているあらゆるものを、最大1080pのHD画質でミラーリングできます。ボクはテレビもプロジェクターも持っていないので、映像はMacBookかiPadで観ていますが、外出先や旅先でiOSデバイスに保存してある写真や動画、映画などを大画面で楽しみたい時に重宝しています。
#Extra.クラウドサービス
音楽や映像、書籍などの市販されているコンテンツはもちろん、自分でデザインした制作物、作った楽曲やDJミックス、写真や映像など、あらゆるデジタルデータをクラウドサービスに保存しています。デバイスがインターネットに繋がればいつでもどこからでもデータにアクセスできるし、万が一ローカルにあるデータが無くなってしまった場合のバックアップにもなります。デバイスが壊れてもまた買い直せばいいですが、無くなったデータは二度と戻ってきませんからね。
ビジュアル機器やオーディオ機器は本当に泥沼でお金がいくらあっても足りませんが、これからもコンパクトで高性能かつコスパの高さを追求していきたいと思います。今はもう自宅に高価で大きなオーディオシステムやホームシアターを設置する時代じゃないですね。写真や音楽、映像や書籍などのソフトがデジタル化されてどこでも楽しめるようになったのと同様に、ハードも大きくて持ち運べないようなモノは今後ますます必要無くなっていくんでしょうね。
INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。また、ボクの所有物をまとめた電子書籍もよろしくお願いします。