所有している写真や音楽、映像や書籍は全てデジタル化してあり、自宅には必要最低限のモノと、ベッドや洗濯乾燥機などの快適に生活するために最低限必要な家具と家電しか置いていません。さらに近年はあらゆるモノにおいて簡単に持ち運べて、そのまま旅先に持ち出せるモノだけを持つようになったため、所有物はサーフボードとスノーボードを収納するバッグを除けばスーツケース2個に収まります。
当たり前ですがモノが無ければ収納スペースは必要無いし、掃除や管理するのも簡単なので時間もお金もかかりません。さらに気分も軽くなって行動力も上がるし、すぐに引っ越せるので世の中の変化や天災などのあらゆる危機にも柔軟になります。
もちろんデータ管理にはプライベートでも仕事でもクラウドサービスをフル活用していますが、昨年から日本の環境が充実してきたこともあり、あらゆるデジタルデータをクラウドサービスに保存しています。デバイスがインターネットに繋がればいつでもどこからでもデータにアクセスできるし、万が一ローカルにあるデータが無くなってしまった場合のバックアップにもなります。デバイスが壊れてもまた買い直せばいいですが、無くなったデータは二度と戻ってきませんからね。
ということで今回は、そんな21世紀の新しいシンプルライフに欠かせないクラウドサービスを紹介します。一昨年と昨年にポストした毎日の生活に欠かせない家電と合わせてチェックしてみてください。
#1.Dropbox
長年愛用しているクラウドストレージサービス。主に進行中のプロジェクトのデータを入れておく作業用フォルダとして使っていて、会社と自宅のMacでのデータ共有や、MacとiOSデバイスでのデータ共有に欠かせません。ファイルを過去の状態に戻したり、間違えて削除してしまったファイルを復元することができて便利。
#2.Evernote
日々の思考やアイデア、メモや書類、インターネットで気になった記事などを保存しておく、脳の外部記憶装置として長年愛用しています。必要になった時に検索して見つけるようにしていて、タグ付けなどの整理作業は必要最小限にとどめて時間を無駄にしないよう心がけています。便利とは言えこういったツールに頼りすぎていると記憶力がどんどん落ちてしまうので注意したいですね。
#3.Spotify
昨年ついに日本でも開始した世界最大の音楽ストリーミングサービス。約4000万曲もの膨大な音楽を聴くことができ、広告が表示される無料の「Free」と、月額980円の「Premium」という2種類のプランが用意されています。「Free」は時々広告が入りますが、30日ごとに15時間のシャッフル再生が可能で、最新のトップチャートやプレイリストなどを聴いたり、『Spotify』の基本的な機能が利用可能。「Premium」は、広告無しで音楽を高音質の320kbpsで楽しむことができ、スマートフォンやタブレットに音楽をダウンロードしてオフラインでも再生可能です。
すっかりSpotifyが音楽を楽しむための生活インフラになりましたが、気に入った音源は、iTunes、Amazon、Beatport、Traxsourceなどからダウンロード購入しています。
アップルの音楽クラウドサービス。CDから読み込んだ曲を含めたコンピューター上のミュージックライブラリ全体がiCloudに保存され、iOSデバイス、コンピューター、Apple TVを使っていつでもどこからでも音楽を楽しむことが可能になります。現在ボクのミュージックライブラリは約20,000曲ほどですが、かつてiPodのコンセプトだった、所有するミュージックライブラリをそのまま持ち出すということがようやく実現されました。
#5.Amazon Drive Unlimitedストレージ
昨年ついに日本でも開始したアマゾンによる容量無制限のクラウドストレージサービス。パソコンやスマートフォン用アプリ、またはWebブラウザから写真、ビデオ、音楽、ドキュメントなどのデータを圧縮せずにオリジナルのまま保存して、いつでもどこからでもアクセスできます。料金は年間13,800円とそれなりの価格ですが、長年試行錯誤していた写真や映像、書籍などのバックアップがようやく解決しました。
#番外 – Transcend StoreJet 耐衝撃SSD/HDDアップグレードキット
あらゆるデジタルデータをクラウドサービスに保存していますがあくまでバックアップなので、ローカルに保存しておくのには安価で大容量のポータブルハードディスクを使っています。ここ数年はウェスタンデジタルのものを愛用していましたが、最近はトランセンドの耐衝撃ハードディスクケースを使っています。使っていた古いハードディスクをそのまま利用してもいいし、2TBの内蔵ハードディスクなら1万円ほどで買うことができます。持ち運ぶことは滅多にありませんが、軽量で組み立ても簡単なのでオススメです。
近年はiTunes、Amazon、Netflix、Huluなどを利用すれば膨大な映像コンテンツをストリーミングでいつでもどこでも観られるし、Apple MusicやSpotifyなどを利用すれば膨大な楽曲をストリーミングで好きなだけ聴くことができます。このような市販されているコンテンツはもはや非物質なデジタルデータすらも所有する必要が無い時代になりました。その一方で自分でデザインした制作物、作った楽曲やDJミックス、写真や映像などの思い入れがあるデータの価値はますます増しているように感じます。それはデータ容量には表れない自身の体験や経験が記録されているからなんでしょうね。これからもそんなデータをハイテクガジェットを駆使して楽しみながら作っていきたいと強く思います。
INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。所有物をひたすら掲載していくウェブサイトもどんどんアップデートしていますのでよろしくお願いします。
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