昨年末から自宅のオーディオ環境を見直して、大型スピーカーやラックマウントのパワーアンプなどを手放し、シンプルでコンパクトなシステムへと再構築しました。オーディオは本当に泥沼でお金がいくらあっても足りませんが、コンパクトで高性能かつコスパの高さを追求していくのは、一つの方向性としておもしろいんじゃないかと思ってます。スピーカーは物理的に小さくなりませんが、プレイヤーやアンプはデジタル化によって年々小型で高性能になっていますからね。ということでそんなボクが現在愛用しているオーディオシステムを紹介します。
#1.Apple MacBook Pro 15″ Retinaディスプレイモデル / MacBook Air 11″
数年前までは数千枚ものアナログレコードに自宅を占有されてましたが、ラップトップDJに移行したのを機に全て処分。今では音源のほとんどを、iTunes、Amazon、Beatport、Traxsourceなどからダウンロード購入しています。現在は『MacBook Pro 15″ Retinaディスプレイモデル』を主に自宅用、『MacBook Air 11″』を主にモバイル用として愛用していて、音源は全てiTunesで管理し、ライブラリはウェスタン・デジタルのポータブルハードディスクに入れてどちらからでも読み込めるようにしています。
#2.TEAC A-H01
大きくてかさばるラックマウントのパワーアンプなどを手放し、代わりに導入したDAC内蔵の小型プリメインアンプ。アンプとしての心臓部には「Bang & Olufsen ICEpower」社製の回路を搭載し、コンパクトながらフルサイズアンプに迫る高性能を実現しています。入力端子も豊富で、MacやPCとのUSB接続も可能です。
#3.B&W CM1
かさばる大型スピーカーを手放し、代わりに導入したブックシェルフスピーカー。コンパクトモデルとは言えそこはさすがのB&Wで、しっかりと深みのある低音と透明感のある艶っぽい音を出してくれます。専用スパイクを装着して設置し、プリメインアンプ「TEAC A-H01」にバイワイヤリング接続しています。このスピーカーの性能をフルに引き出せているとは思いませんが、十分ドライブできていると実感しています。
#4.Apogee Duet 2
ここ数年愛用しているMac専用のオーディオインターフェイス。MacBookにマッチするアルミボディとコントローラノブが特徴的なシンプルなデザインで、モバイル用とは思えないほどクリアーで高音質なサウンドはさすがApogeeです。USBバスパワーに対応し、スピーカー出力とヘッドフォン出力を個別に設定できるのでDJプレイにも使えます。
#5.Genelec 6010A
デスクトップのモニタースピーカーは、プロのミュージシャンがツアー先にも一緒に持ち運べるというコンセプトで作られた、ジェネレックのアクティブスピーカーを数年前から愛用しています。ニアフィールド再生に特化していて、このサイズからは想像できないような音質を実現しています。価格と性能のバランスを考えるとコンパクトなパワードスピーカーとしてはこれがベストだと思いますね。
#6.Belden 電源タップ / オーディオケーブル
今まで色々な電源タップやオーディオケーブルを試してきましたが、現在はクセのない音質のベルデン製で揃えています。リーズナブルなのもうれしいですね。
Link » Belden PS1850 電源タップ
Link » Belden 8470 スピーカーケーブル
Link » Belden 8423 XLRケーブル
Link » Belden 8412 RCAケーブル
#7.AudioQuest Carbon USBケーブル
Macbookから「Apogee Duet 2」の接続には『AudioQuest』の高音質なUSBケーブルを使っています。USBケーブルによるオーディオデータのデジタル伝送でも、ジッターによる音のブレで音質は変わりますからね。
#8.Audirvana Plus
iTunesと連動する高音質ミュージックプレーヤー。同じ音源がiTunesで再生するよりも明らかにクリアで臨場感豊かなサウンドに変化します。AACやMP3といった圧縮音源でも再生アプリが変わるだけで音質もここまで変わるものなのかと驚きます。ちなみにリッピングやエンコードには「X Lossless Decoder」を使っています。
#9.Apple TV
『Apple TV』をプリメインアンプ「TEAC A-H01」に接続し、手軽に音楽を聴きたい時にはiOSデバイスからAirPlayでワイヤレスにストリーミングしています。設定しておけばテレビに繋いでおく必要は無いし、AirPlayを使う時にだけ連動してスリープから復帰し、使ってなければ自動でスリープしてくれるのも便利です。わざわざ新しくAirPlay対応アンプやスピーカーなどを買う必要はありません。デジタル入力端子を搭載していない機器に接続する場合には、超小型D/Aコンバーター「FiiO TAISHAN-D03K」が便利です。
#10.Soundmatters foxL v2 + WOWee One
ここ数年愛用しているポータブルスピーカー。外出先や旅先のホテルではもちろん、自宅でも手軽に音楽を聴くのに使っています。Bluetoothの高音質コーデック「AAC」と「aptX」に対応していて、手のひらサイズのコンパクトなボディからは考えられないほどの低音を出します。さらに低音を出したい場合はサブウーファー用の出力端子に『WOWee One』を繋げば、ポータブルスピーカーのレベルを超えたパワフルなサウンドになりますよ。
#Extra.Macオーディオ パーフェクトガイド
Macを中心にしたオーディオシステムを構築するための入門書。iPodやiPhoneよりもっと良い音でお気に入りの音楽を楽しんじゃいましょう。
INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。
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