2019年も残り僅かになって来ました。今年もいくつかの素晴らしいガジェットとたくさんのガラクタが発表されましたが、その中から日々の生活を便利で豊かにしてくれたものをセレクトしてみました。ということで今年も年末恒例のベストガジェットを発表したいと思います。
DJIの小型折りたたみ式ドローンの新モデル。重さわずか199gと日本の航空法の規制対象外になる重量で、アームを折りたたむと手のひらサイズになります。カメラには3軸ジンバルを搭載し、1,200万画素の静止画撮影と2.7K/30fpsの動画撮影が可能。もう少し解像度が欲しいところですが、やはり法規制がある地域でも飛ばせるのは魅力的なので、「DJI Mavic Air」と使い分けています。
#2.Sigma fp
長年ソニーのミラーレスカメラにライカMレンズを装着して愛用していましたが、最近シグマの世界最小最軽量のフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラに買い替えました。ボクのカメラ選びの基準はシンプルで、ライカレンズが使えてコンパクトであることが重要で、ボディはあくまで消耗品として割り切っているためメーカーにこだわりはありません。ソニーのミラーレスカメラは毎年着実に進化していますが、挑戦的な試みもないのでイマイチおもしろくなくなってしまったんですよね。
背面モニターは固定式でWi-Fiも非搭載、RAW撮影では手ブレ補正が効かないなど、機能面では少し物足りないところはありますが、ライカMレンズを搭載したフルサイズ機がこんな気軽に持ち運べるなんて本当に良い時代になりましたね。
材料を入れてメニューをセットするだけで自動で調理してくれるシャープの電気無水鍋『Healsio Hotcook』のコンパクトモデル。切った食材と調味料を鍋に入れてメニューをセットするだけで、後は自動でかき混ぜや加熱具合をコントールして調理してくれるので手間も時間もかかりません。毎朝のみそ汁はもちろん、パスタを茹でたり、野菜や魚、鶏肉を使った蒸し料理や煮込み料理、低温調理など、放っておくだけで栄養たっぷりの美味しい料理が作れて重宝しています。
これまで自宅では朝食以外を自炊することは少なかったですが、ここまで簡単に作れるなら自炊しようという気になりますね。これからも火を一切使わないハイテクキッチン家電を駆使した調理方法を追求していきたいと思います。
#Extra.Apple AirPods Pro
アップル製のアクティブノイズキャンセリングを搭載したフルワイヤレスイヤフォン。新たにシリコンイヤーチップを採用したインイヤータイプになって遮音性とフィット感が高まり、IPX4等級の防水機能を備えたので汗や雨も気にせずに使えるようになりました。音質とノイズキャンセルは十分な性能で通勤電車も快適だし、周囲の音を聞きとりやすくする外部音取り込みモードは仕事中に使うのにも便利。操作方法がタップから先端をつまんでプッシュに変わって使い勝手も向上しています。
他社製品と比較して音質やノイズキャンセリング性能では劣りますが、大幅に軽量コンパクトなのが素晴らしいですね。普段使いには最適なイヤフォンだと思います。
今年はアップルプロダクトに加えて、ミラーレスカメラ、コンパクトカメラ、アクションカム、ドローンなどのカメラも一通り買い替えました。カメラもコンパクトで気軽に持ち運びできることを重要視してきましたが、『Sigma fp』はモジュラーシステムになったことでフルサイズ機とは思えないコンパクトサイズを実現していて、久しぶりにワクワクするカメラでしたね。『DJI Mavic Mini』も長年のドローンユーザーとしては、遂にここまで来たかと感じる感無量な逸品です。
一方、ライフスタイルではホテル暮らしをしたりと東京での生活の最適化を追求しましたが、年末に今まで付き合ってきた彼女と結婚したこともあり、来年からは生活の変化に伴ってモノ選びの基準も大きく変わってくると思います。今後さらに家族が増えれば必要なモノも比例して増えてしまうので、今までのようなコンパクトで身軽な生活を続けるのは難しいかもしれませんが、幸いなことに妻もボクに似て所有物が少なく旅好きなので、これからは2人のユニットとしてのシンプルで豊かなライフスタイルを模索していきたいと思っています。それではみなさま良いお年を。
INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。また、ボクの所有物をまとめた電子書籍もよろしくお願いします。
Related Post » 旅に持って行くバッグの中身 2019