いつまで経っても日本ではアメリカのように電子書籍がAmazonで手軽に買えるようになりません。これはもう待っていてもしょうがないってことで、キヤノンのドキュメントスキャナ『DR-C125』を購入し、今さらですがガラパゴスな日本ならではのムーブメントである電子書籍の自炊にチャレンジしてみました。
#1.裁断
まずはスキャンするために書籍や雑誌を裁断します。裁断機はカールの『ディスクカッター DC-210N』をセレクトしました。裁断機って大きくてかさばるイメージだったんですが、これはスライド式のため高さが無くかなりコンパクト。これならベッド下のデッドスペースなんかに余裕で収納できます。スライド式のため1冊裁断するのに数回に分けてカットする必要はありますが、省スペースな点と替刃価格が圧倒的に安いという点が購入の決め手になりました。最初は裁断サービスの利用も考えたんですが、まずは実際に自分で試してみたかったので。
#2.省スペースで後片付けもラク
原稿がUターンして本体全部に収まる「ラウンド・スキャン」という方式で廃止スペースが不要な上、スキャンした後の原稿がキレイに揃っているので後片付けがラクですね。スキャンし直したい時にも助かります。もちろん厚みのある紙なんかをスキャンしたい時には水平方向に排紙できます。スピードも特に不満は感じません。
#3.スキャンと同時にOCR処理
『DR-C125』は付属のソフトがスキャンと同時にOCR処理もしてくれるので、完成したPDFはテキストの検索や抽出が可能になります。ボクは本を読んだら気になった部分をメモとしてテキストで残しておくんですが、これのおかげでメモの作成がメチャクチャ楽になりました。こんなことならもっと早く導入していれば良かったとかなり後悔。とりあえず今年読んだ書籍を30冊ほどPDF化してみましたが、新書であれば裁断からスキャンしてデータ化するまで1冊大体5分くらいで完了します。
#4.何で読むか
本を読むのは通勤電車がほとんどなんですが、今はiPhone 4で『ComicGlass』を使って読んでいますが、高解像度の画面のおかげでハードカバーなんかも結構読めちゃいますね。要は慣れの問題なのかもしれません。Macで読む場合は「Adobe Acrobat」で気になったところにハイライトを引いたりブックマークしながら読んでいます。「プレビュー」でも読めますが、右綴じに対応していないのと、縦向きのテキスト抽出がうまくいかないという致命的な欠点があるので。普通に読むだけなら『cooViewer』がシンプルでいいですね。
#5.あると便利なアプリ
コミックなんかをJPGでスキャンする際には、後からファイル名を一括でバッチ処理できるリネームアプリを入れておくと便利です。ボクは『NameChanger』を使っていますが、「Shupapan」ならメニューも日本語なので英語が苦手な人はこちらが使いやすいと思います。また、購入した書籍なんかは『Delicious Library 2』を使って管理しているので、特に電子書籍を管理するためのアプリは使っていませんが「Yep」はなかなか便利そう。そういえばPDFならiTunesでも管理できますね。
今回『Canon DR-C125』を導入したことにより、さらにペーパーレス化を加速させることができてボク的には大満足でした。この調子で書籍や雑誌以外にも書類、説明書、カードなど、あらゆる紙をスキャンしてペーパーレス化していきたいと思います。
Canon imageFORMULA DR-C125
http://www.amazon.co.jp/gp/pro……B0054N878A
カール事務器 ディスクカッター DC-210N
http://www.amazon.co.jp/gp/pro……B002HVI8UE
ComicGlass
http://itunes.apple.com/jp/app……92049?mt=8
cooViewer
http://www.geocities.jp/coo_on……iewer.html
NameChanger
http://www.mrrsoftware.com/MRR……anger.html
Delicious Library 2
http://itunes.apple.com/jp/app……7185?mt=12
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