現代のせわしなく消耗する日常から離れて自然の中で心身ともにリラックスし、ウェルビーイングを取り戻すアクティビティとしてますます注目されるリトリート。でもその本来の語義が「撤退」や「退却」であるように、リトリートとはもともと、抜き差しならない状況から離れることで、現実を捉える認知のフレームを大胆に転換し、自分と世界との新たな関係性を手にするものだったはずだ──デジタルとフィジカルが融解する時代にリトリートという営為がもたらす可能性を地球規模へと拡げる総力特集!
『WIRED』最新号『RETREAT 未来への退却(リトリート)』を早速読みました。リトリートというと街から離れた自然の中に建つホテルやグランピング施設でリラックスして過ごすラグジュアリーな旅を思い浮かべますが、そういった旅行雑誌にありがちな消費的なリトリート特集とは一線を画す内容になっていて楽しめました。その中で唯一紹介されていた、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスの都市から数時間以内でいける大自然の中で、マットブラックのオフグリッドキャビンに宿泊できるサービス「Unyoked」は、機会を作って是非体験してみたいですね。
キャンプや自然の中で目的も無く過ごすことはもちろんですが、どこか遠くへ行かなくても仕事と無関係の趣味や遊びに没頭したり、ただ本を読むことや部屋を整えることだってリトリートなるんですよね。ボクも仕事と子育てに追われる日常の中でしっかりと余白時間を作り、目的や合理性から逃れたリトリートを実践していきたいと改めて思いましたね。
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