以前にも紹介した、モノも情報も溢れる現代で「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」という生き方を追求する一冊『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』。エッセンシャル思考とは、本当に重要なことを見極め、そこに最大限の時間とエネルギーを注ぐというシステマティックな方法論です。世の中の大半のものはノイズであり、本質的なものはほとんどありません。99%の無駄を捨て、1%の本当に重要なことに集中するためにはどうすればいいのか、具体的な事例を通して分かりやすく解説しています。
本書では、エッセンシャル思考を持つたくさんの有名人が紹介されていますが、中でもTwitterとモバイル決済サービスSquareの創業者であるジャック・ドーシーのエピソードがおもしろかった。ドーシーは、CEOの役割を「最高“編集”責任者」と定義しているそうです。日々やることは山ほどありますが、その中で本当に重要なのは1つか2つで、様々な担当者から持ちかけられるたくさんのアイデアの中から必要な情報を見極めて、要素の交点を見つけ出し、それだけを実行すると決めているそうですよ。
重要でないことに時間と労力をかけることほど無駄なことはありません。モノも情報も自分にとって重要なのは何かを見極め、無駄をそぎ落とし、本当に大事なことに集中していきたいですね。
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