ボクはここ数年『情報ダイエット』を実践していて、新聞はもう何年も読んでないし、テレビもここ数年で週に1時間も見なくなりました。どうしても気になった番組だけハードディスクレコーダーに録画しておいて、週末にまとめて1.5倍速再生でチェックする程度です。それが生活に与える影響は大きく、例えばテレビを1日2、3時間見ていた人がテレビを見なくなるだけで、1週間が8日になるくらいの時間が生まれます。そうやってメディアからの不必要な情報をそぎ落として生まれた時間は、趣味、運動、読書、学習などの自分のための時間として有意義に過ごすことができます。
もちろんインターネットを使った情報収集は欠かせませんが、今年に入ってからはその時間も徐々に減らしています。どんどん『情報ダイエット』をしていくと、世の中がいかに自分にとって関係の無い情報で溢れかえっているのかを実感できます。「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」って情報にも言えることなんですね。そこで今回は、目的も無くついダラダラとネットを見てしまって貴重な時間を無駄に過ごしてしまうのを防ぎ、かつ効率的に情報収集するのに役立つツールをいくつか紹介します。
アラーム、カウントダウンタイマー、ストップウォッチがセットになったMac用アプリ。アラームを再生する他に、テキストメッセージの読み上げ、指定したウェブページを開く、指定したファイルを開く、指定したアプリケーションを起動、システムイベントを実行(スリープ、ログアウト、再起動、シャットダウン)が可能。時間制限をかければネットでの情報収集も効率良く行えます。
#2.Freedom
指定した時間ネット接続をオフにすることができるMac専用アプリ。何をするにもネットが気になって集中力が続かない人は是非試してみてください。FacebookやTwitterなどのSNSへのアクセスだけをオフにするアプリ「Anti-Social」と合わせてどうぞ。先に紹介した『Timer Utility』と組み合わせて使っても良いと思います。
おなじみ「あとで読む」系サービスですね。ネットやTwitterなんかで見つけた気になる情報を集約しておいて、後でまとめて読むという使い方をしています。その方がバッチ処理のようで格段に効率が良いです。iPhoneアプリも秀逸です。
#4.まるごとRSS
主に毎日のニュースは、厳選したサイトのRSSフィードをGoogle Readerに登録して読んでいます。記事のタイトルだけをズラッと表示して、ピンと来ないものはバッサリ切り捨てます。そんな中で気になった記事を読もうとした時に、タイトルや概要だけしかフィード配信してしていないサイトだと面倒ですよね。そんなフィードはあらかじめこのサービスを使って全文配信フィードに変換しておきましょう。広告が入ってきますが慣れれば全く気になりません。
#5.Summify
Google Reader、Twitter、Facebookのアカウントを登録すると、その情報に基づいてデータを分析し、読むべき記事をまとめて通知してくれるというキュレーションサービス。 いっその事ニュースはこれがまとめてくれたものだけを読むという大胆な割り切りもアリだと思います。メールで受け取る方法の他にiPhoneアプリで読むこともできます。
人は摂取する情報量が増えれば増えるほど関心を消費してしまい、思考しなくなってしまうそうです。だからボクらは意識的に入ってくる情報量を制限し、常に自分の頭を使って考えなければなりません。ネットで見たり人から聞いただけの情報を手に入れただけで、実際に体験したこともないのにわかった気になって満足するような「情報デブ」にならないためにも『情報ダイエット』は欠かせません。
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