元々ニュース中毒であった著者が、どのようにニュース断ちをして人生をより良く変えていったかを紹介した一冊。テレビやネットのニュースがいかに無駄でどんな悪影響を及ぼしているのかを、自身の体験を基にひたすら語られています。ボクも長年「情報ダイエット」を実践しているのでとても共感できましたね。
今の情報過多時代は自分にとって関係の無い無駄な情報で溢れかえっています。情報というのは砂糖のようなもので、大量に摂取することでわかった気になって満足感を得られる上に、中毒性も高くやめるのはなかなか難しいですが、今のように世の中が混乱している時や災害時には、注目を集めるために報道合戦しているようなメディアからの情報を鵜呑みにしたり、SNSで拡散される「デマ」や「フェイクニュース」に接していると、不安を煽られるだけで百害あって一利なしだと周りを見ていると本当に実感しますね。
メディアからの不必要な情報を捨てれば、たくさんの自由な時間が生まれるので、趣味や運動、読書や将来に向けた学習、会社の仕事以外の個人的な活動、物事についてじっくり考えたり、人とのリアルなコミュニケーションのために使うことができます。さらに人は摂取する情報量が増えれば増えるほど関心を消費してしまい、思考しなくなってしまいます。だからボクらは意識的に入ってくる情報量を制限し、常に自分の頭を使って考えなければなりません。
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