アップルが「WWDC19」の基調講演で、クリエイティブプロ向けの新型『Mac Pro』と6Kディスプレイ『Pro Display XDR』を発表。前モデルの円筒型の『Mac Pro』は独創的な設計のマシンでしたが、やはり拡張性をすべて外部に持たせたのは不評だったようで、新型では再び拡張性を重視したハンドル付きの大きなタワー型になりました。
CPUは最大28コアの「Xeon」、GPUは「Radeon Pro Vega Ⅱ」を搭載し、6Kディスプレイを最大6台まで接続可能で、4Kストリームを最大12本、8Kストリームを最大3本同時に扱うことができます。さらにPCIe拡張スロットを8基、Thunderbolt 3を2ポート、USB-Aを2ポート、3.5mmオーディオジャックを搭載し、メモリは最大1.5TBまで搭載可能と拡張性が大幅に向上。また、移動しやすいようにオプションで本体下部にキャスターを取り付けることもできます。
同時に発表された『Pro Display XDR』は、解像度6,016×3,384ピクセルの32インチ6Kディスプレイで、コントラスト比は100万:1と業務用マスターモニターに近い性能を実現。また、スタンドは画面の傾きと高さを調節できるだけでなく、ディスプレイを回転してポートレートモードに切り換えることもできます。
どちらもアルミニウムから削り出した金属の塊のようなソリッドなデザインで、排熱のためのパンチング加工が機能美と力強さを感じさせますね。とんでもないスペックになっていますが、価格の方も『Mac Pro』が5999ドルから、『Pro Display XDR』が4999ドルとプロ仕様になっていますね。今秋発売予定で、現時点で日本での価格は不明。
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