高城剛氏の最新刊『多動日記(一)健康と平和 – 欧州編』を読みました。初の旅行記ということですが、街の雰囲気や人々の様子などの描写は少なめで、日々旅を続ける中で考えたことが訪れた場所と日付に紐付けて語られたエッセイのような一冊です。メルマガや書籍を読んでいるボクにとっては目新しい情報はあまりなかったんですが、氏の独自の視点や発想がどのように生まれているのかが垣間見えておもしろかったです。タイトルにもなっている「多動症」の特徴について触れられているんですが、自分も完全に「多動症」なんじゃないかと少し複雑な気分になりました(汗)。
メルマガの最新号で、アゴタ・クリストフの「悪童日記」の双子のように、身体を持つ自分と、脳の中のもうひとりの自分の話を書いたと言っていたので、タイトルはそれにかけているようですね。サブタイトルはトルストイの「戦争と平和」でしょうか。最後に「アジア編に続く」とあったので、今から続編が気になって仕方がありません。
それにしても日々考えたことを場所と日付に紐付けてアーカイブしておくのはおもしろいですね。これを機にボクも実践していきたいと思います。
Link » 多動日記(一)健康と平和 – 欧州編 – 高城剛(Kindle版)
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