iPhoneなどのスマートフォンの普及率と比例するように、最近ボクの周りでFacebookを使う人がかなり増えてきました。いつでもどこでも友人や知人の近況がわかって便利ですが、気がつけば家や会社のデスクで長時間見てしまったり、外出時のちょっとした空き時間についついチェックしてしまって、貴重な時間を浪費してしまっている人も多いんじゃないでしょうか。
ソーシャルメディアはユーザーを依存させ、目の前のことに集中すべき時間を細切れにし、つい長時間使ってしまうように設計されています。企業はこのデジタルドラッグで利益を生み出しているので当然ですよね。でも友人や知人がいつどこで何をしていようがリアルタイムで把握する必要なんて全く無いし、おまけに自分にとってどうでもいいニュースやリンクまで大量に流れこんできて、気がつくとタイムラインは情報のノイズで溢れかえっています。以前はボク自身も隙間時間があるとついチェックしがちでしたが、最近は『情報ダイエット』としてソーシャルメディアからも距離を置くようにしています。
ということで今回は、ボクがFacebookを利用する上で実践していることを紹介します。
#1.リストを作る
どうでもいいノイズばかり撒き散らす人はバッサリ切り捨てたいところですが、リアルな人間関係が絡んでくるのでなかなか難しいところ。チェック用に「友達リスト」を作っておけばノイズを大分減らすことができます。また、こちらからの投稿やプロフィールなどの情報も制限することもできます。
#2.タイムラインを整理する
Twitterのつぶやきをそのまま流し込んでいる人がたまにいますが、当然非表示にしておきます。やり方はこちらのページを参考。同じ要領で様々な外部サイトからの投稿や、特定の人からの投稿、スパムの様に溢れる何とか診断なんかも非表示にすることができます。
#3.通知をオフにする
Facebookからの通知メールの設定は全て解除し、モバイルやデスクトップへのプッシュ通知も全てオフにしてしまいます。本当に用があるなら直接メールしてもらえば良いだけです。
#4.アクセス回数を減らす
距離をおこうと思い始めてからは、アクセスするのは日中に1回だけと決めていましたが、最近ではアクセスしない日がほとんどです。もう1週間に1回程度で十分だろうと思っています。どうしても我慢出来ない場合は、徐々に回数を減らしていけば良いと思います。
#5.使うのをやめる
Facebookの友達には友人や知人の他に、仕事関係の人、会社の元同僚、数回しか会ったことが無い人、もう何年も会って無い人など、気がつけばもはや「つながり」ではなく、ただの「しがらみ」になりかねません。もう潔く使うのをやめてしまうのもアリだと思います。
最近ではそんなFacebook疲れからか、親しい友人だけで『Path』などのクローズドなSNSを使い始める人も多いようです。ボクも少し試してみましたが、アプリのデザインやUIのセンスが抜群に良く、使っていて本当に気持ちが良い。Facebookと違って友達になれる人数に上限があったり、モバイルからしか利用できないという制限が逆に良いと思いました。
今回はFacebookを取り上げていますが、Twitterなどの他のSNSでも応用できると思います。いつでもネットを使ってコミュニケーションできるからこそ、いつどこで誰と会って時間を共有するのかというネット上では無いリアルな人とのコミュニケーションを大切にする。これからはそういうことがもっと重要視されるようになり、どんどんリアルワールドに回帰していくんじゃないかと思っている今日この頃です。
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