マレーシアの格安航空会社『AirAsia』を使ってみた

Air Asia

今年の夏期休暇ではマレーシアのLCC(格安航空会社)である『AirAsia(エアアジア)』を使って、クアラルンプール国際空港をハブに東南アジアの国をいくつか回ってきましたので、初めて利用してみた感想などを書いておこうと思います。


#1.機内サービス

日本でエアアジアの航空チケットを購入できるのはウェブサイトからのみです。フライトを選択後、任意で必要なサービスを選択していくんですが、機内食やブランケット、エンターテインメントなどの機内サービスは全て追加料金になります。iPhoneやiPadがあれば機内でのエンターテインメントなんて全く必要無いし、防寒対策や快適グッズだって用意しているし、マズい機内食を食べるよりも目的地に着いてからゆっくりと美味しい料理を食べたいので全く問題ありませんね。


#2.受託手荷物

受託手荷物も追加料金になります。機内に持込み可能な手荷物は「ひとり1つ、制限サイズ以内で7kgまで」となっていますが、その他にラップトップ用のバッグやハンドバッグなどを1つ持ち込むことが可能なので、重量のあるMacBookやiPad、デジカメなどのガジェットをサブバッグに入れて持ち込むことができます。バッグの自重によっては7kg以内に収めるのはなかなか難しいと思うので、無理して削るよりは大人しく追加料金を払って預けてしまった方がラクかもしれません。


#3.座席指定

機内で同行者とバラバラにならないように座席指定をする場合や、通常座席よりもスペースに余裕がある「ホットシート」を選ぶ場合も追加料金になります。羽田からクアラルンプールまでは長距離路線の『AirAsia X(エアアジアX)』になるので座席の広さは全く気になりませんでしたが、短距離路線の通常座席は結構タイトですね。とは言えフライト時間は全て1、2時間程度だったし、価格を考えればこれはトレードオフでしょう。


#4.オプション

航空チケットを購入する際に、クアラルンプール国際空港のLCCターミナルから市内中心部のKLセントラル駅へのシャトルバス「スカイバス」の往復チケットを割安に購入できます。航空チケット購入後にメールで届く「Travel Itinerary」をバスへ搭乗する際に提示すればOK。iPadに表示させて提示しましたが問題ありませんでした。さらにマレーシアの通信キャリア「Celecom」のMVNOである「Tune Talk」のプリペイドSIMカードも割安に購入することができます。こちらはLCCターミナルのマクドナルドの隣にあるレッド・メガストアで「Travel Itinerary」を提示して受け取ります。こちらもiPadに表示させて提示しましたが問題ありませんでした。


#5.搭乗手続き

チケット購入後はウェブサイトから「Webチェックイン」を済ませて搭乗券をプリントアウトしておけば、空港での搭乗手続きの際にチェックインカウンターの行列に並ぶ必要も無くスムーズに搭乗券を発行してもらうことができます。また、目的地によってはチケットを購入する際に「Fly-Thru」というサービスを付けておけば、乗り継ぎする場合に面倒な入国手続きをせずにスムーズに乗り換えることができます。もし第一便が遅着して乗り遅れてしまった場合にも、次に利用可能なフライトへ無料で変更してくれるようです。


今回初めてエアアジアを利用してみて、従来の機内サービスが自分にとって必要の無いものだらけだったと改めて感じました。そういうサービスが必要な人はレガシーキャリアを利用すればいいんだと思いますね。何にしてもローコストキャリアのおかげでレガシーキャリアも航空券の価格を下げてきているようだし、利用する側からしてみれば選択肢が増えることは良いことですよね。この調子で各社ガンガン競い合って欲しいところです。

http://www.airasia.com


Related Post » Apple、10月4日に新iPhone発表イベント開催

September 10, 2012 | Categories » Column, Travel | Tags » , , , ,




 
Instrumental™ Things NEXTRAVELER FILMS & TOOLS Sony α7CR DJI Mini 4 Pro

Instrumental™ Things
– 2019 Edition

NEXTRAVELER
FILMS & TOOLS
未来につながる
創造的ツールと使い方

Sony α7CR

DJI Mini 4 Pro