時間を生み出す方法

時間を生み出す方法

1日はどんな人にも平等に24時間で、いくらお金を持っていても時間を買うことはできません。日々の仕事や家事でやることが山ほどあって、趣味や運動、将来に向けた学習など、自分がやりたいことになかなか手がつけられないというのは、現代社会を生きる多くの人たちにとっての悩みだと思います。たくさんのやるべきことの中から本当に重要なことを見極めて、それだけに時間とエネルギーを注ぐことも大事ですが、まずはやらないことを明確にして徹底的に無駄な時間を捨てていくことの方がはるかに大事です。

前回はボクが時間を生み出すために情報摂取を制限する「情報ダイエット」を紹介しましたが、今回は日々の生活の中で実践していることや心がけていることを紹介したいと思います。


1.身軽でコンパクトに生活する

まずは常に身軽でコンパクトな生活を心がけることが大切です。ボクは日常的に手ぶらで生活していて、会社に行く時でも外出する時は基本的に手ぶらです。所有している写真や音楽、映像や書籍は全てデジタル化してあり、自宅には必要最低限のモノと、ベッドや洗濯乾燥機などの快適に生活するために最低限必要な家具と家電しか置いていません。さらに近年はあらゆるモノにおいて簡単に持ち運べて、そのまま旅先に持ち出せるモノだけを持つようになったため、所有物はサーフボードとスノーボードを収納するバッグを除けばスーツケース2個に収まります。

モノは生活を便利にするためには欠かせない道具ですが、使わないモノに道具としての価値はありません。ボクは自分で管理できて持ち運ぶことができるモノだけで生活しているので、何に使うかわからないモノや、持っていることを忘れていたモノなど一つもありません。

東京の都心で暮らして高い家賃を払い、そのスペースを使いもしないモノで埋めてしまうなんて本当にバカバカしいです。当たり前ですがモノが無ければ収納スペースは必要無いし、掃除や管理するのも簡単なので時間もお金もかかりません。さらに精神的な余裕が生まれるので行動力も上がって移動距離も伸びるし、すぐに引っ越せるので世の中の変化や天災などのあらゆる危機にも柔軟になります。モノは物理的なスペースだけでなく、精神的なスペースまで占拠してしまうんだと思いますね。

2.ワードローブを最小限にする

ボクは毎日服を選ぶのに時間と労力を浪費したくないので、ほとんど毎日同じ服を着て生活しています。もちろん何でもいいとわけではなくて、厳選したものだけを何着か揃えて着ています。仕事柄いつもラフな格好で働いているのと、アウトドアや旅先で過ごすことが多いので、所有しているアウターは全て軽量でかさばらない素材で、コンパクトに折りたたむことができるものをセレクトしています。

そんなボクですがなぜか周囲にはオシャレでこだわりが強いと思われています(笑)。こだわりが強いのは事実ですが、毎日違う服を着なきゃいけないルールなんてないし、自分が着ている服を他人は大して気にしていませんよ。自分に何が似合うかや、自分のスタイルを見つけるまでには時間と経験が必要ですが、試行錯誤を繰り返して追求してみてください。

スティーブ・ジョブズはいつも黒のタートルネックにジーンズ、ニューバランスのスニーカーというファッションで有名ですが、今の時代は毎年トレンドを追いかけて服を買い替える人よりも、毎日同じ服を着る人の方が強いアイデンティティを持つ時代へと変わったと感じますね。

3.家事をアウトソーシングする

ボクは毎朝自宅で発芽玄米と味噌汁を自炊するだけで、基本的に料理はしません。日常的な家事も食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、ロボット掃除機を使って浪費される時間と労力をそぎ落とし、キッチン、風呂場、トイレなどの水まわりの掃除も、自分でやらずに家事代行サービスを利用してアウトソーシングしています。部屋の掃除や片付けはもちろんのこと、洗濯物までたたんでくれるのでラクちんですよ。鍵を預けて不在時に掃除してもらっています。

こんな生活をしていると「丁寧なくらし」系の人たちに怒られそうですが、こういう人たちは料理や掃除をすることが好きで趣味のようになっているので、家事を全く無駄だと感じていないはずだし、むしろ豊かさを感じているんじゃないかと思います。それがボクの場合は何かを生み出すことになっているので、そこに時間と労力を費やしています。クリエイティブな職種はいつも試行錯誤していて本当に非効率なことばかりしていますが、結局そうしないと気が済まないんですよね。だから自分が好きなことにあえて手間をかけたいという本質的なところは同じだと思うんですよね。

自分にとって大切なことや好きなことを楽しむために、やりたくないことや、やることそのものを減らす。これだけでストレスが減って毎日が楽しくなるし、より生産的で創造的になれると思います。

4.買える時間はどんどん買う

車を所有しない

ボクは車は所有せずに、移動には基本的に電車かタクシーに乗っています。自分で車を運転していると音楽やポッドキャストなどの音声メディアを聴くくらいしかできませんが、電車ならニュースや本を読むことができるし、タクシーなら仕事もできるので時間を有意義に使うことができます。

東京の都心で暮らしてると、公共交通機関が発達していてタクシーがいつでも捕まるし、「Uber」も使えるし、必要な時にはカーシェアリングかレンタカーを利用できるし、キャンプやボードには友人の車でも行けるので、何の不自由も感じないどころかメリットばかりで、車を所有する必要性を全く感じませんね。以前に車を所有してたこともありましたけど、保険や税金、メンテナンスなどにお金と労力もかかるし、食事に行っても飲酒はできないし、事故のリスクもあるし、本当にデメリットばかり感じていました。


カーシェアリング『Careco』

どうしても自分で運転する必要がある場合には、カーシェアリング『Careco』を利用しています。会員カードが不要でスマートフォンのアプリだけで利用可能で、車の予約からドアロックの開錠、予約時間の変更や利用時間の延長、利用終了時の車のドアロックの施錠まで、全てをアプリだけで完結することができます。今後は借りた場所以外にも返却可能な乗り捨てができるようにして欲しいですね。

今後ますます個人で車を所有する人は、車が好きで運転するのが楽しいという人や、車にステータスを感じるという人だけになっていくんでしょうね。ボクにはそういった価値観がありませんので、早く自動運転の無人電気自動車が迎えに来て目的地まで運んでくれるような時代になって欲しいですね。


自炊代行サービス

また、ここ数年書籍の99%以上はKindleを買っていますが、時々読みたい本がKindle化されてない場合に、書籍や雑誌を送るとスキャンしてデジタル化してくれる自炊代行サービスを利用してアウトソーシングしています。以前は自分でデジタル化していましたが、それなりに時間と労力がかかりますからね。Amazonなどのオンラインストアから直接自炊業者に送ることができ、デジタル化されたデータはクラウドストレージで納品されるのでスゴく捗るのでオススメです。


時間はお金で買えないとよく言われますが、このような時間であればお金で買うことができます。さらに時間を買うことで、生活の質を大きくアップさせることができます。働いてお金を稼ぐようになると、時間を売ってお金を稼ぐことが当たり前になってしまいますが、ボクはある時から時間をお金で買うことの方が大事だと思うようになりました。お金は無くなっても稼げば取り戻すことができますが、時間は有限で取り戻すことができませんからね。お金で買える時間はどんどん買って、生み出した時間は自己投資や好きなことなど、生産的で創造的なことに使っていきたいですね。

5.朝型ライフスタイル

大事なことは朝一番で終わらせる

ボクは今でこそ朝型人間ですが、数年前までは典型的な夜型人間でした。朝型に切り替わるきっかけになったのは、仕事が忙しすぎて毎日徹夜で休みも全く取れない時期があり、仕事前に少しでも自分の時間を確保しようと早起きするようになったのが始まりです。

今では毎朝家を出る3時間前には起きて、瞑想と軽いトレーニングをして、情報収集とINSTの更新、個人的なプロジェクト、趣味や学習などに時間を使った後、朝食をとってコーヒーを飲んでから出社しています。自分にとって大事なことは夜どんな用事が入っても大丈夫なように、朝一番で終わらせることを心がけています。とは言ってもただ好きなことをやっているだけなんですけどね(笑)。

科学的にも朝目覚めてからの3時間は脳のゴールデンタイムと言われていて、朝イチは脳がフレッシュでフル回転していて気持ちも前向きなので、生産性や創造性が夜と比べて何倍にもアップするというのは実感としてありますね。なので仕事なら効率良く全てを前倒しで進めることができるし、将来に向けた勉強や運動もやる気を維持できます。趣味など好きなことに没頭するのにも最適です。

本来は真っ暗な夜を過剰に明るくして電力を大量浪費するのはまさに20世紀型ライフスタイルと言えます。それよりも夜は早く寝て、朝日が昇ったら早々に行動する方が人間として自然だし、それが健康的で創造的な21世紀型ライフスタイルなんだと思いますね。夜型だった人がいきなり朝型に切り替えるのは大変かもしれませんけど、多少無理してでも早起きすれば自然と夜は眠くなりますよ。


タスクはスケジュールに入れる

当然早起きするために夜は早く寝なければならないし、そのためには時間の使い方が重要になってくるのは言うまでもありません。1日はどんな人にも平等に24時間しかありません。自分が本当にやりたいことをするためにはどうすればいいのか。結局重要なのは時間管理と日々の習慣、そして強い意志なんだと思います。

ボクはタスクはやる時間を決めてスケジュールに入れることを徹底しています。結局人はいつやるかが決まらないと先延ばしし続けてしまいますからね。タスク管理には、MacとiOSデバイスで使えるToDoアプリ『Todoist』を愛用していて、Googleカレンダーとリアルタイム相互同期可能なので、タスクに時間を設定するとスケジュールが反映されるので調子良いですね。瞑想やランニングなどの日々の習慣のチェックリストとしても便利ですよ。


何だか効率や生産性ばかりを追求する内容になってしまいましたが、ボクはあえて非効率なことをすることでかえって生産性や創造性がアップしたり、豊かさを感じる時もあるので、必要な無駄はあると思いますし、それこそが人生を豊かに楽しく生きるために必要なことだと思っています。

ボクも毎朝わざわざ自分で発芽玄米を炊いたり、自分でコーヒー豆を挽いてハンドドリップで淹れています。アウトドアで過ごすことが好きでキャンプにも良く行きますけど、テントを張ったり火を起こしたりと、本当に非効率なことばかりしていますよ。他にもサーフィンやスノーボード、ドローンを飛ばして夢中になって遊んだり、何時間もかけて行った旅先で海をボーッと眺めて何もしないなんてこともよくあります。

これらが何の役に立つんだと聞かれると、楽しいからやってるだけとしか言えませんが、仕事と無関係の趣味や遊びに没頭することで、日常の仕事から完全に距離を置いて脳が活性化されていると実感するし、何より全てを自分の意思で自由にコントロールしている感覚を得られるんですよね。

もう何年も前から高価なモノを所有することよりも、自分の内面を豊かにする経験や時間の使い方に贅沢を感じるようになりましたが、空間や時間から自由であることが新しい時代のラグジュアリーなんじゃないかと思う今日この頃です。


INSTはモノやニュースをコンパクトに紹介することを心がけていますが、時々このような長めのポストをコラムとして紹介しています。今までのアーカイブは、カテゴリーメニューの「Column」から表示することができますので、是非チェックしてみてください。


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January 28, 2019 | Categories » Column, Life, Recommend, Technology | Tags » , , , , ,




 
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